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「習志野市民フォーラムだより」No.08より掲載

公民館の地域における役割と現状

市内袖ヶ浦3丁目 藤崎 統子(ちさこ)

1.公民館活動の現状と課題

 平成23年度の調査によると、全国の公民館数は約15,000ほどになっていて、その数は調査のたびに増加している。 講座、学級の開設状況でも、調査のたびに増加、受講者数1千万人以上にのぼっている。 公民館での講演会や文化事業などの諸集会に参加した人の数も2,600万人を超え、まさに生涯学習活動のための中核的施設として重要な役割を果たしていると言える。

 しかし、その内実を見ると批判も少なくない。 公民館での事業が、いわゆる講座、学級が多く、館側からの一方的な学習機会提供、動員、講座の実施、参加者数での評価などに終わっている側面が強い。 地域の課題に住民が主体的に学習し活動するという社会教育活動にまで高まっていない。 学習内容別に講座、学級数を見ると、趣味や稽古事を含めた「教養の向上」が6割をこし、「体育、リクリエーション」が1割強、「市民意識、技術の向上」は2%などの傾向にあり、内容が文化、教養系に大きく偏る傾向にある。 公民館の本来の役割にとって、全く問題なしとは言えない。

 ここで公民館が果たすべき本来の役割、機能を認識するために、確認しよう。
@ あつまる=集会と活用
 幼児から高齢者までが気軽に集まれるという根幹的な役割
A まなぶ=学習と創造
 多様な学級・講座、グループ・サークル活動などが行われる中核的な役割
B つなぐ(むすぶ)=結合と総合調整
 学習者、利用者、他の学習施設などとの連絡・調整
C ひろげる=学習結果の活用
 まちづくりへの参画、学校支援ボランティア活動
 これら公民館本来の役割・機能を正しく認識したうえで、公民館が運営され利用されることが必要である。

 公民館は青少年の学校外活動および新教育課程への対応という大きな課題に直面している。 それを解決するキーワードは「大から小への変換」である。 つまり、公民館経営の基本は「大人中心から子どもを重視した経営への変換」でなければならない。 これまでの公民館はどちらかと言えば大人の人たちの学習施設というイメージが強く、幼児、児童、生徒にはそれほど魅力のある所でもなかったことも事実である。 しかし、今後は公民館では子どものためのセンター的機能を充実することが求められる。


2.地域と公民館の連携で青少年の育成

 現在起きている子どもに対する虐待や青少年による犯罪を、当事者である親や子どもだけの問題として、放り出すことは容易であるが、それでは何の解決にもならない。 公民館を中核にして地域社会全体で、取り組むことが必要である。 公民館は、社会教育事業を計画し、地域の住民の学習ニーズに応え、学習の成果を地域づくりに生かすことが本道である。 今日、高齢社会や男女共同参画社会の到来を受け、高齢者や女性に対する学習サービスを充実することは重要であろう。 しかし、学校教育だけで子どもを育てるには限界があると指摘されている。 公民館が現代的課題としての青少年教育に取り組みことは、社会こう行く政策の重要課題である。

 公民館の強みは地域性に裏づけられていることだ。 今日、地域に対する住民意識が希薄化している指摘されている分、公民館の仲立ち機能は重要である。 このためには、公民館自身が地域の実態を良く知ることである。 そして地域の教育資源と人材をさがすことである。 これまでも「人材の発掘」は、教育行政にとっては重要なテーマであった。 学習プログラムの企画力であるとか、人集めのテクニックのようなテクニカルな能力だけでなく、「人的魅力=人間力」をはぐくむ、公民館職員研修プログラムが必要になっている。

 公民館が地域から信頼されるには、事業力とともに職員力が融合して初めて可能になる。 今日の青少年問題を、地域で改善していくには、家庭・学校・地域をコーデイネートできる公民館が、その力を発揮してこそ次の展望が見えてくるのである。




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